欠席するときの招待状の返信、欠席理由の書き方マナーや実例文
招待いただいた結婚式に、どうしても出席できないことってありますよね。でも、欠席の連絡をするのって気がひけるし、そもそもどうやって返信したらいいかわからない。
そんなときのために、欠席するときの招待状の返信マナーを知っておくと助かります。
今回は欠席する時の理由の書き方やマナー、実例文を紹介していきますよ。
1,招待状の返信の書き方
まずは出席するときの招待状の書き方を確認してみましょう。
こちらの記事で詳しく紹介していきますよ。
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2,欠席するときの招待状の書き方マナー
では、やむを得ず欠席するときの招待状の書き方についてみていきましょう。
縦書きと横書きの場合
◆「御(ご)」や「御芳」を二重線で消すのは、出席の場合と同じです。
◆「御出席」を二重線で消し、「欠席」を○で囲みます。
◆余白に手書きで、お祝いの言葉と欠席の理由、そしてお詫びの言葉を書き添えます。
メッセージ欄や余白に書く、お祝いの言葉と欠席の理由の実例集は下でまとめています。
2-1,書いちゃダメ、欠席の理由NGマナー
さまざまな欠席理由があると思いますが、次にあげる理由での欠席はNGマナーとなります。
◆「忙しい」「多忙」
◆「病気やケガ」「身内の不幸」
Point:お祝いごとに水を差すので、理由を明記せず「”どうしてもはずせない用事で」といった感じであいまいに。
次で、招待状に書く欠席の理由の例文を紹介していきます。
2-2,メッセージ欄に書く実例文
マナーはわかったけれど、実際に書く文章って結構悩みますよね。
メッセージ欄に書く実例文をご用意しましたので、参考にしてみてください。
◆ご結婚おめでとうございます
当日は あいにくやむをえない所用がございまして 欠席させていただきます
◆この度はご結婚おめでとうございます
あいにく長期の出張の予定があり 欠席させていただきます
◆このたびはご結婚おめでとうございます
当日は出産の予定日が近いため 残念ながら欠席させていただきます
◆お招きいただきありがとうございます
こどもの入学式と重なっておりますので 欠席させていただきます
◆ご結婚おめでとうございます。
あいにく先約がございまして 欠席させていただきます
この例文には、わざと句読点を打っていません。なぜなら、「お祝い事には終止符を打たない」というマナーがあるからです。終止符がないのに、読点(、)があるのもおかしいですよね。だから句読点は打ちません。
また、はがきだけで欠席を伝えるだけでなく、欠席はがきを送る前に、電話などで先方にその旨を伝えておくのがベストです。
ちなみに、使用するペンは、正式な文書では毛筆か筆ペン、もしくは黒の万年筆を使うのが基本。また黒であれば、細すぎないボールペンでもOKです。文字が細すぎると、お祝いごとには向いていないとされています。
3,いつまでに返信すればいい?
招待状には、「○月○日までに返信を・・・」などと書いてありますが、出席・欠席にかかわらず、招待状が届いてから一週間以内に返信するのがマナーです。
ただし欠席の場合、あまり早く返信してしまうと「最初から出席する気がなかった」と受け止められてしまうこともあるので注意。
1週間ほどおいてから、電話か電子メールでまず連絡するのが良いとされています。
4,すぐに出欠が決められない場合
本来、ギリギリまで曖昧な場合は、はっきりと欠席にするほうが先方に迷惑がかかりませんが、できるだけ出席したい場合は「出席」で返信しておき、電話などで先方に相談をして、いつまでに決定すればいいかを確認するといいでしょう。
5,代理は頼まれてから!
自分が都合が悪いからといって、勝手に代理出席者を立ててはダメです。
先方から「どなたか代理の方を・・・」と言われた場合にのみ、代理を立てましょう。
またどうしても「欠席はするけどご祝儀だけは渡したい!」という方は、こちらの記事に詳しく書かれているので参考にしてみてください。
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結婚式を欠席する時『ご祝儀だけでも渡したい!』時の送り方は?
まとめ
欠席するときの招待状の返信、欠席理由の書き方マナーや実例文を紹介しました。
せっかくの結婚式、出席したいのはやまやまですが、やむを得ず欠席する場合もあります。そんな時はきちんとしたマナーを知っていれば安心ですね。